2010年9月5日日曜日

手振れ


DSC_2858, originally uploaded by RayMay(02).
長いこと写真をやっていると、写真を見て欲しいと言われることがあります。また、見て欲しいとまでは言われなくても「うちのカメラ、ピントが合わなくてはっきり写らないんだよね。」の流れから写真を拝見させていただくこともあります。

そう言われて拝見した写真の8割以上はピントは合っています。
ではなぜハッキリ、クッキリ見えないかというと「手振れ」を起こしているからなのです。

最近のカメラについているAF(オートフォーカス)は非常に優秀で普通のひとが構えて普通にシャッターボタンを押すと撮りたいであろうものにピントを合わせてくれます。
またコンパクトデジカメは撮像素子が小さいのでレンズの実焦点距離は大変短く、被写界深度は深くなります。近接撮影(マクロ)でもない限りパンフォーカスでも実用上問題がないような場合も多いようです。


また、最近のカメラには手振れ補正機構がついていることが多いので、それが「手振れが写らない」という認識に繋がっているのかもしれません。

例えば手振れ補正付きのハンディビデオカメラでもガクガクと動いたり素早い動きを繰り返すと、画面はゆらゆらとした表示になったり線を引いたように映像が動くことがあります。
写真の手振れ補正も同じことで補正ができる範囲には限界があるのです。

手振れが起きないようにきちんとカメラを保持した上でシャッターボタンを押す。その時に起きる若干の手振れを押さえ込むというのが手振れ補正です。


きちんと安定して地面の上に立つことから始まりますが、夕暮れ時など暗くなってきたら三脚を利用するか、壁や椅子など固定されているものに寄りかかるなどして、カメラを安定させることに気を配りましょう。
携帯電話の場合は通話スタイルから電話を横に倒してカメラを構えるように両手で支えるだけでグンと安定します(^^)


今月のお写ん歩教室9月15日(水)10時から大濠公園にて開催します。 詳しくは前のエントリーを見てください。
現在参加を受け付けておりますのでコメントやTwitter宛にご連絡くださいm(_ _)m

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