2010年8月31日火曜日

夏の想い出


DSCN0499, originally uploaded by RayMay(02).

今日で2010年の8月も終わりだ。僕の今年の夏の想い出と言ったらこの1枚を選ぶかもしれない。
正直ピントも甘いし、構図も狂ってる。おまけに手振れもしてるし(^^;;
綺麗な、上手な写真ではないけれど僕の想いはこの中にあることは間違いない。


これは福岡市天神北にあるBar「梅ノ香(うめのこう)」の中で撮影させていただいたもの。
時折寄らせていただいているステキなBarだ。

現在のバーテンダーに代わって何年が経つだろう。男性と女性の各1名にソムリエ資格を持つ女性オーナーの3名でやっておられる。

みなさんがんばり屋さんなのだけれども今年はとてもうれしいことがあった。
女性バーテンダーの方がJr.バーテンダーカクテルコンペティション九州大会で優勝されたのだ。
昨年は惜しいところで優勝を逃し笑顔で「残念でした」という瞳の中に口惜しさが漂っていた。
春先だったろうかお店に寄らせていただいた時に「今年のカクテルがほぼ完成しました」ということで味わせていただいたこともある。

Twitterで彼女が優勝したことを大会当日には知っていたのだが所用が多くなかなか店に行きだせない。

この日は知人のカメラマンが仕事で福岡に来るということで寄らせていただいた。
いただいたのは『リヴァージュ』というベストネーミング賞・ベストテイスト賞と本賞のトリプル受賞をした件のカクテル。

二人で写真談義をしながらけっこう呑んだあとだったので手元もおぼつかない中でシャッターを押した。

基本的にはいろんな方が出入りされるお店の中での撮影は避けた方がいい。撮影するならばきちんとお店の方に断った上で撮影をするべきだと僕は思っている。
この日は他にお客さんがいない時間だったのもあってOKをしてもらった。

シャッターを押した瞬間に「今日は無理だ」と思った。モニターで確認するまでもなく不満な内容であることはわかった。そして、今日はこれ以上のショットを撮ることができないことも悟った。

 それでも、この1枚の中にはいろんな記憶が写し込められている。
暑い日だったこと、写真談義に花が咲いたこと、やっとお祝いが言えたことなどなど。構図の乱れや手振れがその時既に酔っていたことを物語っている。


上手な写真でなくても、この日知人といっしょに訪れたBar「梅ノ香」。その思い出はシャッターを押すことがなければこうやって1枚のスナップショットとして残ることさえなかっただろう。

僕はこの1枚を見ると甘酸っぱいような気持ちとともに写真をやっていて良かったと改めて思うのだ。


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Bar「梅ノ香」( http://www.umenokoh.com/ )

福岡市中央区天神3−3−1 木下ビル5F
Tel. 092-733-7711
営業時間 19:00~03:00 LO 02:30
地下鉄空港線 天神駅より徒歩3分/西鉄天神大牟田線 西鉄福岡駅より徒歩5分

Suntory BAR-NAVI
http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0927337711/index.html

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