2010年10月13日水曜日

タイミング

次の写真は大濠公園で撮影したものです。同じ日の同じ時間に同じような画角・構図で撮影しました。

DSC_3237DSC_3239DSC_3241

路面の写り込み方以外にそこに写っているもので写真の印象が変わるのがおわかりいただけるでしょうか。
同じ自転車が写っているにしてもこちらを向いて走ってきているのか、向こう側に走り去ろうとしているのか。また写り込むものが白っぽいのか黒っぽいのか。

そもそもカメラを構えてファインダーをのぞいているとまわりがわからないんじゃないのか、なんて思ってしまいますよね。


僕は撮影ポイントになりそうな所を見つけたらそこに向かう間に、どのように構図するか自分自身が実際に動いてみて、見え方を変えながら近づきます。
それに併せて周りの状況を観察します。人通りが多いのか少ないのか、流れが切れる瞬間はあるのか。空の状況はどうか、太陽は出ているのか雲に隠れているのか、これからどう変化するのか。

事前に周囲の状況を把握してから撮影に臨みます。その時にファインダーの中に気を配るのは当然ですが、周りの音や空気などをできる限り感じるようにします。シャッターを切る間に状況が変わりそうならファインダーから眼を離して周囲を確認する。

それによって写るものが変わるだけでなく、明るさや影の出方などを変えることもできます。
一瞬を切り取るのは偶然の産物でもありますが、そのような演出が必要な場合もあります。
1回シャッターを切って終わりにするのではなくその場で周囲を見渡しもう一度シャッターボタンを押すタイミングを考えてみるのも上達への道だと思いますよ。


街頭スナップ撮影などの場合にはどのように写真を撮るかだけでなく、クルマが近づいてきたりすることもありますので危険回避のためにも周囲に気を配ることは大切です(^^)

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