2011年2月20日日曜日

ワークフローの見直し

DSC_4681 - バージョン 2

最近、写真をプリントする機会が増えています。
特に例会に持参する写真のプリントが増え、毎回プリントを依頼する経費もバカにならず一部をOfficeにあるプリンターで出力することにしました。

Officeにあるのはキヤノン製の複合機で、A4サイズまでのプリントになります。六つ切よりもちょっと小さいサイズになるでしょうか。

きれいなプリントを作るにはキャリブレーションが欠かせません。
先日も違うモニター設定になっているのを忘れてプリントし、色が出ないとかなりの紙とインクを無駄にしてしまいました。
専用の機械を使った本格的なキャリブレーションを行なわなくとも最低限の設定の見直しだけでプリントアウトしたときの色の違いは小さくなります。

Mac OSXであれば標準機能でついています。
「システム環境設定」ー「ディスプレイ」ー「カラー」を選択して補正ボタンを押すと簡易キャリブレーションがスタートします。

Windows7であれば
[コントロール パネル]ー[ハードウェアとサウンド]-[ディスプレイ]を選択して、左側のメニューから[色の調整]で調整がスタートするようです。
それ以外のWindowsであれば「Calibrize」というアプリケーションがあるようです。
http://www.calibrize.com/


今回の失敗はコスト的にも精神的にも身に染みまして若干プリントの流れを見直すことにしました。


さて写真を鑑賞する場合、以前と違ってモニターで鑑賞することが多いと思います。
最近自分でも感じるのはモニターで鑑賞するのに向く写真とプリントに向く写真があると言うことです。


こういったことも含めて考えて次のような手順を踏むことにしました。

  • 1)プリントする写真の選択
  • 2)Apertureなどの画像管理・編集ソフトで調整
  • 3)Lサイズ・2Lサイズへのプリント・確認
  • 4)必要に応じて再調整
  • 5)A4サイズへのプリント


この流れはご家庭でプリントをされるときの参考になるのではないかと思います。
最近はモニター画面も大きくなり、そこでよいと思ったものをそのまま大きなサイズで印刷しても良さそうですが前述のキャリブレーションなど印刷の設定がきちんとできてないとせっかくの大サイズプリントも色がおかしくなってしまいます。

Lサイズや2Lサイズでプリント具合を確認することによって大きなサイズでのミスプリントを減らそうと言うことです。


考えてみると以前フィルムを使っている時代は同じ手順を踏んできてたものです。

  • 1)ベタ焼きでプリントする写真の選択
  • 2)キャビネサイズへのテストプリント
  • 3)六つ切や四つ切サイズへの本番プリント

実際キャビネサイズプリントが貯まって行き、そこから大サイズプリントを行なうのは僅かでした。


写真はカメラについている液晶画面やパソコンのモニターで見るのがほとんどと言う方もいらっしゃると思います。
お手元にプリンターをお持ちでしたら一度プリントアウトしてみませんか。
2Lやハガキサイズに印字してみると思ったよりきれいな写真を見ることができます。
もしも、今ひとつきれいじゃないなぁと感じられたらお近くの写真屋さんやカメラ屋さんにプリントを依頼してみてください。


それをフォトスタンドや額縁に入れて部屋に飾ってみると、生活が今まで以上に色鮮やかなものになると思います(^^)


なお来週の日曜日は第四日曜日になりますのでお写ん歩教室を開催します。
詳細は追ってお知らせしますが、通例通り13時半に福岡市美術館集合で催行できると思いますので参加希望の方はスケジュール調整を御願します。
また、ブログコメントやTwitterなどでお知らせいただけると幸いです。

2 件のコメント:

  1. こんばんは、こちらの講座でもプリントの重要性を謳われる先生方が多く感じます。自分もモニターメインの人間ですが、紙焼きの重要性とやらを少しずつ理解できればと思います。

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  2. kozenさん、こんにちは。

    モニターで自己鑑賞する良いことではありますが、他の方に写真を観てもらうにあたって、その環境を持ち歩くと言うのはちょっとばかり敷居が高いように思います。

    L版プリントをカバンに忍ばせておいたり、気に入った写真をポストカードにして知り合いに送ってみていただくと言うのはいかがでしょうか?
    記念撮影をしたものなどもデータで送るだけでなくプリントしてお渡しすると喜ばれますね(^^)

    返信削除


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